【祝!パリ五輪出場決定!歴史的大活躍のW杯】バスケと日本語ラップについて語る。YUKSTA-ILLを聴きな!

みなさんご存知の通り、バスケとHIPHOPは親和性がある。かつてアメリカのストリートバスケで生計を立てていたTHE ANSWERこと、はたまたA.I.こと76ersのSGとして活躍してたアイバーソンはもちろんラッパーとして曲を出しているし(てかアイバーソンって意外と1回も優勝を経験してない気がするな)、ラッパーであるJ. コールはバスケのアフリカリーグでプロバスケットボール選手になっているし、八村もワタナビもラップをやらせたらうまそうだ。八村はトラップ乗りこなしそうだし、ワタナビは硬い韻で硬派なブーンバップチューンを生み出しそう。あとオコエ桃仁花が兄よりラップうまそうなのは別に変な偏見でもなんでもなく、バスケプレイヤーだからだ。

セク山も川崎ブレイブサンダースのホームコートでDJプレイしてる。セク山は元ダンサーで、普通にラップもうまいし(お待たせ俺がセク山ベイべー!)、選曲のセンスがマジでヨンぱない。昔セク山さんが売ってた「COACH JACKET」って文字がバックにプリントされた、文字通りコーチジャケット着てフェス会場を歩いてたら後ろから肩を叩かれて、振り向いたらセク山さんが居て上がったし、別の日にはサ上にも後ろから肩ポンポンって叩かれて、「そのコーチジャケット俺も持ってるよ」って話しかけられたことがあったなぁ。。。その時サ上とセク山さんの選曲やDJについて話したかったんだけど、なんせクラブの中だったから周りがうるさくて世間話程度しかできなかった。

閑話休題。

日本語ラップとバスケについて考えてみる

YUKSTA-ILL(ユークスタイル)

日本のラッパーで、バスケ・NBAについての権威を有しているのは間違いなく、YUKSTA-ILL(ユークスタイル、(WAVELENGTH PLANT、RC SLUM))だろう。三重のラッパーでアイバーソンからHIPHOPを教わった、正真正銘の”Baller”。最近自主レーベルであるWAVELENGTH PLANTを立ち上げて、日本のバスケ界と共にますます活躍が期待されるラッパー。二木信によるインタビューも記憶に新しい。バスケ好きは全員聴いた方がいいし、バスケ好き兼日本語ラップ好きなのにYUKSTA-ILL知らないのはフェイク認定されても文句は言えないだろう。

俺も昔バスケやってたけど、全盛期のアイバーソンは本当に当時のカリスマだった。実家にはアイバーソンと、黄金期レイカーズ(オニール、コービー、ペイトン、マローンだったかな)のポスターが貼ってあると思う。そういやシャックもラップの楽曲出してたような気がする。

ユークは伊勢志摩のレジェンドDAZZLE 4 LIFEとその昔ビーフしてたっていう噂も聞いた(ユークは鈴鹿レペゼンで昔「ワルガキクルー(だったと思うけど違ったらすみません)」って言うクルーを組んでてダズル・故CMD周りとちょっと揉めてたらしい、ほんとか嘘か知らんけど。ワルガキクルーってサイモンジャップの悪ガキGみたいでダサカッケーな)。

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↑ユークの1st。クラシックです。「CAN I CHANGE」聴いてたまに自分を奮い立たせてる。

YUKSTA-ILLのライブは3回くらい見たことあって、(オープンマイクしてたのを見たのを含む)、雰囲気超クール。呂布カルマと一緒に「ショットガン・ジャブ」演ってたのを見た時も超上がった。

クラブの外で話しかけるチャンスは何回かあったのだが、俺ユークのファンにも関わらず、見た目がちょっと怖くて近寄り難いオーラを放っているので話しかけられなかった。バスケの話したかったのに。フリースタイルもスキルフルで、やっぱバスケ好きな人ってラップもうめーんだな、って思った(俺はバスケ好きだけど下手なのでラップも下手です、悪しからず)。

TORCH (BLACK MAMBA REMIX)

この曲は不慮の事故により命を落としてしまったコービーへの偏愛とリスペクトに満ちた曲。

そういえば、W杯で話題になった、ヨルダンのロンデー・ホリス=ジェファーソン選手、マジでコービーの生まれ変わりみたいに似てる。右手怪我したコービーやん。

FAR EAST HOOP DREAM

極東の島の籠球の夢

ユークはもちろん日本のプロバスケットボールリーグのブースターでもある。日本のバスケリーグの体制に言及しつつ、Bリーグから世界(NBA)に羽ばたこうとしているプレイヤー(Baller)全員に対する応援歌がFAR EAST HOOP DREAM。この曲を聞けば分かるとおり、YUKSTA-ILLはバスケ好きが行き過ぎてイル過ぎる。絶対ハライチの澤部よりバスケ愛しているだろうし、タッパも澤部よりはありそう。でも結構オールドスクールのファッションというかオーバーサイズ気味の服を好むラッパーだから身長がでかいイメージがあるけどフィジカルとしてはそこまでどっしりしてなさそうだからワンチャン澤部もバスケで勝負(1on1)なら勝てるか!?俺は鈴鹿のストリートのコートでYUKSTA-ILL氏と1on1願いたいし実現したらロケッツの髭男バリのバックステップからの渾身のスリーを放ちたいです。

曲の後半には今回W杯で活躍した選手たちについてもラップしている(ここまでバスケを愛してるラッパーは他に佐々木クリスくらいしか思いつかない)。富樫、河村、八村、ワタナビ他。

今回のW杯はホーキンソンと渡邊は国から表彰されてもいいんじゃないかってくらい活躍してた。

渡邊なんかカーボベルデ戦勝利後のインタビューで泣きながら「みんなありがとうという気持ちでいっぱいです」みたいなこと言ってたけど、「いやいや、それこっちのセリフですから」って思いながら見てて滂沱の涙が塩っぱかった。オフェンスも頼もしかったけどディフェンスがヨンぱなくてスポーツ見ててあんなに熱くなれたのはWBC以来だ(結構最近やんけ)。

ホーキンソンも日本語ペラペラだし(それはどうでもいいか)、最後のバスカン、あれよく入ったな笑、ヌートバーと同じくらい好きになっちゃった。

本当にフル出場お疲れ様でした!と言いたい。ゆっくり休んでまたストラグルして、日本人に夢を与えてくれることを信じています。五輪は八村出るのかな?

でも今大会で一番ストリート味を感じたのは富永選手 a.k.a.山内。カーボベルデ戦の前半のゾーンに入ったスリー連続は正直勝ちを確信してしまったもんな。

「FAR EAST HOOP DREAM」では佐々木クリスについても言及している。

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佐々木クリスは今は解説者だけど元プロバスケ選手でDJ MASTERKEYのレーベルでavex traxから曲も出してるラッパー兼ボーラー。こういうプレイヤーはやっぱUSと違ってここ日本では稀有な存在。普通に考えてもっといそうなのにな。

ZEEBRA I’M STILL NO.1

あとバスケについての曲といえば、これかなぁ。ストーリーテリングの記事でも取り上げたけど、ラッパーだからZEEBRAもやっぱバスケ好きなんだな、って思った曲。

シュートのふりしていれるフェイク」の音抜きが好き。

最後の「見ててくれ俺のセニョリータ、フリーでスリーかますブザービーター」は今聴いても痺れる。

まとめ

今回のワールドカップの日本活躍を受けて、HIPHOPとバスケの関係がより濃くなって日本語ラップがより楽しめるようになってほしい。コートではHIPHOPがかかってることが多いけどね。あと願わくば、ファッション的にもNBAのジャージやNEWeraキャップが再燃してくれると嬉しいな。

スケーターの堀込やスノーボーダーの平野は舐達麻ファンだけど、バスケの方がスケート文化よりもヒップホップとの関係深そうだけどどうなんだろ。日本ではスケーターやスノーボーダーの方がHIPHOP文化に染まってるイメージがある。成田童夢はKREVA聴きながらオリンピックで滑ってたし、今井メロはラッパーだし、色んな意味で滑ってたし。技もラップもキマってた。

アカツキジャパン!ガンガン ズンズン グイグイ上昇!

ちなみに俺の好きな選手はピストンズのリチャード・ハミルトン(いつの時代の話してんねん)。

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