先日Spotifyを垂れ流し再生していたところ、個人的にドンピシャな曲(Stay Cold Musashi Village)が流れてきた。
ラップだがリリックが聞き取れない、でも日本語であることは確か。そして聴き心地の良いフロー。もう俺はおじさんだから歌詞が聞き取れないっていうのは確かにあると思うが歌詞の聞き取れなさをフローが補ってくれるので無問題だ。
へえ、ムサシヴィレッジっていうのか。チェックしとこ、と思いながらお気に入り登録。その何週間後かにラップスタア誕生を見てたらSadajyoなるラッパーがグループAで個人的に一番かましてた(でもグループAは全員好きだった。KaneeeのCanvasは日本語ラップにおける新たなクラシックになってほしい)。AKLOも言ってたけどクチャネクチャネダーンとか耳にこびりついて離れないし超感覚的な耳障りがバダサイ並に両手から離さない。
HOOD STAGEのVTR見てたら、脱格系日本語ラップ代表格のQNもいるやん、懐かし!ってな感じでSadajyoのリリックも脱格系ゴールデンエイジの再訪を予感させる胸熱ライミングやし最高!と思いながらその回のラップスタア誕生は見終えた。
脱格系日本語ラップとは、俺がそう呼んでいるだけなのだが、さんピン世代の本格派日本語ラップに対する勢力として、2000年代後半〜2010年代前半のスヌープみたいな聴こえ方重視のフローで日本語の歌詞をスピットしていたラッパーを脱格系と勝手に定義している。
脱格(S.L.A.C.K、SIMI LAB(1st)、THE OTOGIBANASHI’S)⇔本格(さんピン世代)
ふとした時にMusashi Village調べてみよと思ったら、SadajyoとQNのクルーでびっくりしたってハナシなのだが、特にStay Coldが1stアルバムでは白眉。女性ボーカルのAriel 未来さんのソウルを感じさせる歌声から「多分こんな感じのイケてる見た目なんだろうな」って思いながらアー写見たら想像通りのルックスでカッケー。
歌詞を見てそんな日本語初めて聞いたわ!っていうツッコミはしてもいいししなくてもいい。それは多分SadajyoのYは果たして必要なのか必要じゃないのかくらいどうでもいい。
その流れで運転中に久しブリにS.L.A.C.KのWHALABOUT聴こと思ったらSpotifyにねーでやんの。昔TSUTAYAで借りたCD焼いてたからことなきを得たけど。
「シーンのルールには興味も無い」っていう歌詞には共感しつつ、「こんなシーンを待ってたぜ!!」と思った。
※7/11追記 佐田丈(Sadajyo)さんに当記事をインスタのストーリーで紹介していただきました。こんな駄文でお目汚ししてしまい恐縮ですが、非常に嬉しかったです。メンバーの皆さんにも喜んでいただいたそうで、感無量でございます。。
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