【大事件】KREVAとMACCHOがついに楽曲で共演 その後に驚愕の事実が判明【後日談あり】

今年2023年は上半期も終わったが、Mummy-D feat. ILL-BOSSTINOの『同じ月を見ていた』がヘッズ的には衝撃の曲でその理由はもちろんILL-BOSSTINOとRhymesterの過去のビーフがあったからこそであり、感動的な楽曲だった。俺も最初にその二人が共演すると知った時はそこそこアガり、曲を聴いた時はしみじみ〜と昔はそんな諍いもあったなぁ、なんて思った程度だった。

ボスとDはビーフしていたとはいえ、近年はフェスでクリーピーナッツを間にライムスターとブルーハーブが仲睦まじい写真をとったり、そのもっと前には宇多丸のラジオでサイプレス上野が「陰湿MIX」なるMIXをかけた際にボスから宇多丸へのメッセージ(ディスではない)が流れたり、バチバチ感は大分前から薄れており、ボスとDの共演は今となってはそこまでセンセーショナルな事柄ではなかった。あ、でもコロナ前ブルーハーブのライブ行った時にMCでボスが宇多丸のこと暗にディスってたような気もするがそれは俺が勘ぐりすぎなだけかもしれない。

OZROSAURUS Players’ Player feat. KREVA

日付変わって昨日、そんなボスとDの共演の5億倍くらい衝撃の曲がYouTubeにボムされていた。歴史的な記念日、耳ヲ貸スベキ。日本語ラップ村大騒ぎのOZROSAURUS feat. KREVAだ。昔からバチバチにやりあっていた両者。ライムスとブルーハーブみたいにメディアでの和解したっぽい情報もなかった(と思う)。

これが聴きてえんだろ」。
スキルの応酬がヨンパない。マッチョは言わずもがな、さすがKREVA、マッチョみたいなフローを意識的に組み入れつつもこれぞKREVAという完璧なデリバリー。「One for the…」や「ビリビリ」というリリックからもわかるとおり、ビーフを懐古しつつも互いに譲らない最高のボースティング。曲内ビーフでもない、究極の”rap game”って感じで大拍手だ。
OZROSAURUS Players’ Player feat. KREVA」という文字面を見てファーストインパクト、曲の完成度の高さでセカンドインパクト。しかもBLプロデュース。正味な話『同じ月を見ていた』を聴いた時より10億倍バイブス上がった。
また告知的なのが一切なく藪から棒にYouTubeにアップされたのがニクイところ。まじヨンぱない。


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衝撃の事実その1

追記 2023年9月6日 衝撃の事実が判明。なんとKREVAは自分がマッチョにディスられていることを知らなかった。「THE SHOW」も「TECHNIC」も、マッチョを含めリスナーの大半がマッチョへのアンサーだと思ってたのに本人は全く意図してなかったのはある意味ミラクル。

まあでもこういう、いろんな意味での勘違いってヒップホップ的には結構多いからなぁ。トコナメとボスのビーフも、NORIKIYOとQNのビーフも、VERBALとSEEDAのビーフも発端は単なる勘違いだったような。。いやでもクレバとマッチョのビーフに関しては当事者の勘ぐりを端に発したわけじゃなくて、クレバ自身は鈍感でヘッズが勘ぐりすぎてただけってのがおもろいな。

”Players’ Player”ってタイトルの意味はKREVAとMACCHOで少し意味合いが異なっていたみたいだが、MACCHOが思ってるその言葉の意味ってZEEBRAが流儀2003で言うところの”RAPPER’S RAPPER”なのでは。つまり「全てのプレイヤーが投票して選ばれたNo.1のプレイヤー」じゃなく、ラッパーの中のラッパー、すなわち「(本当の)HIPHOP好きが真っ先に思い浮かべるラッパー」って意味なんじゃないかな。

さらに追記 2023年9月30日 MACCHOは楽曲が発表された後、サイプレス上野と電話した際、KREVAのインタビューを聴いて(宇多丸がレゲエクルーズに行ってていなかった時のアト6かな?)、「「”Players’ Player”とか言ってるけど俺がKING」みたいなこと言ってんじゃん、まだ気に食わねーな」と言い、またムカついていた。

さらに、上記のKREVAのインタビュー動画でKREVAがヨコハマシカのREMIXを作った際、「上野のところは後回しでいいわみたいな笑」と語ったことを受けて、サイプレス上野がブチ切れてKREVAに電話していた。

15:00より

MACCHO、共演した後もKREVAに対してフラストレーション溜まってたんだって思ったけど、結局それも横アリでのライブでリスペクトを込めた呼び込みをしていたので和解したのだろう、ということらしい。まあKREVAに対するジェラスではない根深い思いがMACCHOにはあって当然だろうし、地元の後輩のサ上にそういう言い方をするのも、さもありなんという感じだ。

サ上がKREVAにブチ切れたのは、たとえ諧謔だとしても地元を最大限にrepして心を込めて作ったバースを蔑ろにされたことが理由で、これに関してもそりゃそうだよなって思うし、あのKREVAに対して自分の意見をちゃんと言うサ上は流石だと思ってしまった。

てか、こんだけ完成度が高い曲だから後日談にも事欠かないな!

ライブ映像も公開された。

マッチョ痩せた?

ライブの方が数百倍やばい!ライブ行った人羨ましいな。

やはりレコーディング段階だと歌い慣れてないから自分のものにまだなってない感がある(宇多丸が言っていたが、レコーディングする際は、その時が最も歌い慣れてないため、その歌を歌うのが一番下手である局面でレコーディングをしなければならないというジレンマがあるらしい。うむ、確かに言われてみればその通りだ)からだろうか、マッチョのラップがさらに進化してる。しかも歌の最中のアイコンタクトや「ビリビリ」を被せるところとかも最高だし、歌い終わりには仲良く手を組んでるのも涙腺が緩みそうになるくらいの歴史的瞬間である。思っていた以上に仲が良さそうだし、絆も深そうだ。ZORNの功績は偉大だ。

衝撃の事実その2

上記のインタビューでKREVA自身がメロディを作って提案し、無名のシンガーに歌入れをしてもらったと語っていたのだが、なんとそのシンガーは、KREVAの娘さんだった。

杉山はZORNの名字

どおりでインタビューでそのシンガーについて隠したそうにしているというか全く言及しないなぁ、っていう一種の違和感みたいなものはあったのだが、そういうことだったのか。ここにきてZORNが発表するのは何か意図があるのかないのかわからないが、多分動画が公開され、DVDの予約も始まったこのタイミングで公開したのだろう。意外な人が隠れてコーラスに参加してて後で知れ渡るという、PUNPEEのアルバムに秋元才加や母親が密かに参加していたのがわかったりした時のムネアツ感をちょくちょくラッパーたちは食らわせてくれる。KREVAの娘さんは今まだ中高生くらいかもしれないが、娘さんがコーラスを歌っているという事実はきっと将来HIPHOPファンの間で語り継がれていくだろう。KREVAとマッチョの曲にコーラスで参加する意味の重さを考えるとKREVAの娘さんが歌ってるってのもまた琴線に触れるものがある。

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今年2023年はおじさんたち仲直り大会の年なのかな。この流れで剣桃太郎 feat. Kダブシャインとか来たらちょっと嬉しいかもと思ったけど既に和解済みっぽいし、このKREVAとマッチョほどスキルフルなワケがない。
そういえば剣桃太郎も新曲出して客演がやばくてBOY-KENのボンボクラーも久しぶりに聴いたしMVも面白くてデミさん指どしたの!?って感じだけど秋田県どぶろくを久しぶりに聞けてブチ上がった。

この往年のビーフ和解の流れでこれを超えてくるとしたら般若 feat. KREVAくらいかなぁ。
ZEEBRA feat. NORIKIYOが今来たらキー君をシャバにて待つ間に残してくれた曲と考えれば嬉しいけど多分ないだろうし何よりジブさんのアンサーをまだ聴いてないしもうずっとおじさんヘッズたちは待ってるから早くジブさんアルバム出してほしい少なくとも3年以内には(そしてRAU DEFへのアンサーくらいのカッコよさはどうしても期待してしまう)

あとはZEEBRA feat. Kj(もちろんKOHEI JAPANにあらず)、その10年後くらいに麻起 feat. 漢 a.k.a. GAMIで主な歴史的問題はひとまず解決。

このMACCHOとKREVAと間にZORNというキーマンがいて実現したみたいだけど、そういう人の存在も結構重要になってくるんだろうな。ZEEBRA feat. Kjがあるとすればラッパ我リヤがその役割担いそうなもんだけど、今までもQか誰かの結婚式でZEEBRAがKjに話しかけたみたいな話あったなぁ。てかZORNすごいな。

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