今年も新たに幕を開けたラップスタア誕生。Ralph、eydenなどのスタア発掘はもちろん、スタアの称号を得られなくても7、Kaneeeなどをはじめとする実力派ラッパーを世に送り出してきた。
てかいつの間にか「ラップスタア誕生」って番組名が「ラップスタア」に変わってる・・・?
今回の審査員は¥ellow Bucks、SEEDA、LEX、R-指定、ZOTという申し分のない信頼できるラッパー、プロデューサーばかりなので申し分ない。前回残念ながら審査員として出演できなかったYBはオーセンティックなラップが好きそうで、HIPHOPマナーをしっかり弁えたラッパーをちゃんとしたセンスでもって評価しそう。
今回ナレーターは以前までとは違い、笠松将ではなくなっていた。それが少し残念ではある。笠松将は映画「花と雨」でSEEDA役を演じた俳優。
ABEMA会員であれば過去回も見れる。
今回のラップスタアはいつもよりもつまらない?
今回はセレクションサイファーによる審査から始まったわけだが、見ていて前回までのようなワクワク感があまりないような気がする。俺以外のファンからも、いつもよりもつまらなくて先行き不安との声が多い気がする。
その理由は第1に似たりよったりのラッパーがいつにも増して多いということ。現段階ではサイファー審査2回まで放送されているが、オートチューンを使うラッパーが多く、ファンだけでなく審査員らも番組内でオートチューンの是非について言及するシーンがあった(第1回放送回)。
いや審査員、自分らが選んだんちゃうんかいというツッコミを入れたいところだが、応募動画を全て見ているのは審査員の中ではSEEDAのみであり、以下の有識者によって応募してきたラッパーがかなり絞られたようだ。
渡辺志保やライターのつやちゃんも。二木信や韻踏み夫はいないのかな。
SEEDAは若手をフックアップしようとする気概がすごい。サイファー視聴中のワイプでもいいラップをしているのを見ている時は楽しそうにしたり、コンシャスだったりハードな環境にいたことをラップしているの見ている時(グループBのEmmaなど)は神妙な顔つきで見ていたり、ワイプのSEEDAが観れるのもこの番組の醍醐味だと思っている。
オートチューンに関しては審査員たち全員、特に反対というわけではなく、SEEDAはどんどん使っていけ、みたいなスタンス。Ralphは弱いところを補うためのオートチューンには否定的。さすがオートチューンキラーTシャツを着ていただけのことはある。
似たりよったりのラッパーばかりでつまらないという意見は確かにあるが、それがオートチューンを多用しているラッパーが多いからなのかは疑問。応募する人たちのレベルが高くなりすぎてて全員うまいから感覚がマヒしてくる。スキルがある人たちばかりなので甲乙つけ難いってのもある。SEEDAはもっと上手いラッパーを求めているみたいだが。
全員が高次元なラッパーであるが故にレベルが低いとみなされたラッパーはその分目立ってしまう。特にZOTから普通にダメ出しを食らっていた同氏のレーベル所属のMerry Delo(グループC)は顕著に現れていたように思いがちだが、サイファーの現場ではオートチューンがかかっていたが、放送ではオートチューンがかかってないっていうアクシデントもあったようだ(番組内では明らかにされいない)。
確かにオートチューンありきの歌唱のような聴こえ方で、応募動画と比較すると単純にラップが下手と判断するにはかなり違和感があった。この点にはZOTは違和感なかったのだろうか。
あとサイファーの映像が全体的に暗いし、参加しているラッパーがあんまり楽しそうじゃない。サイファーをやっている場所が狭いし前回みたいな画面の広がりもないし、前々回みたいにラッパーがあんまり動き回ったりしなくて真正面から一人ずつ前に出てくるラッパーを写しているだけ。前回のサイファー審査だとMAXや2022ではTOKYO GALやCYBER RUI、Bonberoなどが合いの手を入れたりしててそれもよかったし審査のポイントだったっぽいのに。今回はいきなりサイファー審査だったから他のラッパーの人となりや披露するラップをあんまり知らないってのもあっただろうけど。
キャラ立ちしたラッパーやインパクトのあるラップが披露されていないというのも今回の不人気さの理由でもある。前回だとギンギンでGOやバルニー、ギャル神宮のいるグループがやばかったし、前々回の喉電波みたいな特徴的なラッパーやCYBER RUIみたいに耳に残るフレーズをキックするラッパーがあんまりいない気がする。上手い人はいっぱいいるけど、印象に残っているのはTOKYO世界くらい。あとKohjiyaも頭一つねけてるスキル持ってると思うけどもう結構有名なんだよな。
バルニーは視聴者投票で1位だったのに落とされた(Abemaのスポンサー?のSHEINディスしたから説がある)り、今回もスキルのあるrirugiliyangugiliやKamuiが1次審査で落とされたりして何かと不思議なところがあるラップスタア。一瞬年齢も判断材料にされてんのかな?とか思った(バルニーもKamuiも30超え)りしたが、さすがにそれはないだろう、と思い直した。だとしたらもう既にある程度のプロップスや人気を得ているラッパーは篩い落としてる?とか答えのない勘ぐりが止まらなくなってくるのは俺だけではないはず。Kamuiの応募動画なんてめちゃくちゃイケてたのに。
それにしてもバルニーがサイファーで落とされたの納得いかないなぁ。今更だけど。先日リリースされたファーストアルバム(一応ファーストフルアルバムらしい)も聴いてるだけでめっちゃ楽しいし、サイファーで披露された「WHITE DOWN JKT」も収録。
でも、前々回eydenをあのメンバーの中から発掘したのはやっぱ審査員すごいと思った。サイファーでもeydenは全然パッとしないってわけではなかったけどラップスタアか?と途中まで思ってた。最終審査でeydenが披露し終わったとき、気怠い感じがするのにめっちゃかっこよくてガチのラップスタアやんけ!と感動した。俺が審査員だったら見逃していました。特にIOが永田を推してた印象。
ラップスタア2024注目のラッパー
Kohjiya
出来レースと言われてるほどのプロップスとスキルを兼ね備えてるKJ(降谷でもKOHEI JAPANでもない方のKJ)。俺が初めてきいたのはNEW WAVEって曲だったが、多分その時高校生くらいだったんだろうな。見た目もスタイリッシュでイケてる。
こんだけ言われてる中、優勝したら本物のラップスタアだ。KANEEE枠になる可能性もあるし。
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